東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 4月8日(日)は、東京国際フォーラムで開催された、第28回外来小児科学会春季カンファレンスに参加しました。外来小児科学会は小児科医の小児科診療と小児保健、特に社会的活動について、研究発表の多い学会です。
 
 今回は、子ども支援・子育て支援のシンポジウムに参加しました。

 講演が4題あり、並木美砂子浦安市少子化対策室員から「浦安市の妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援について」、三平元ひがしまつど小児科院長から「児童虐待防止にむけた、地方公共団体と医療機関との連携の実際」、和田浩健和会病院医師から「貧困問題から見た親子への支援のあり方」、三次祐也NPOポケットサポート代表から「病気による困難を抱えた子どもたちの支援」の発表があり、その後討論となりました。



 講演は一般の小児科医師にとっては、あまりなじみのない内容だったかもしれませんが、私にとっては品川区の子育て支援施策の中で日常行っている、議員活動と重なっているため、よく理解できました。

 品川区の現状と比較しながら、講演を聞きました。そして、今回の講演内容を今後の活動に生かしたいと強く思いました。

 3月34日(土)に、東京都医師会が行った「平成29年度予防接種講演会」に参加しました。

 まず、東京都医師会の予防接種委員会の先生から、予防接種不適切接種事例のまとめとリスクマネイジメントについて、講演がありました。

 品川区ではケルビムこどもクリニックによる多数のワクチンを混ぜて接種するという、考えられない不適切事例がありましたが、今回報告を聞くと、このような故意の不適切ではなく、様々なミスによる不適切事例が少なくないということでした。私のクリニックでも不適切事例を起こさぬよう、注意しなければならないと思いました。

 国立感染症研究所感染症疫学センターの多屋馨子室長と、東京都医師会予防接種委員会の和田紀之委員長から、最近の予防接種の話題と今後の課題について、講演がありました。

 麻疹は外国から依然として散発的に持ち込まれていること、風疹を2020年までに根絶するには成人男性へのワクチン接種の取り組みを強化しなければならないこと、水痘予防には帯状疱疹対策も併せて考えなければならないこと、流行性耳下腺炎流行に対しては、2回接種が必要なことが述べられました。

 また、高齢者肺炎球菌ワクチンには結合型プレベナーワクチンも有効なこと、現在流行している百日咳には強力な対策が必要なこと、具体的にはDPTワクチン復活と正確な検査であるランプ法を行うことが重要なのだそうです。ポリオとジフテリアの世界での流行状況の報告、定期接種になったB型肝炎ワクチンを成人への広げること、HPVワクチン再開が待ったなしの状況であること、などについて詳しい解説が行われました。

 この講演を聞いて、私のクリニックでも、品川区における感染予防対策でも、さらに予防接種の重要性の啓発と予防接種の新しいアプローチを強力に行わなければならないと、強く思いました。



 3月22日(金)、議会報告会等準備会議が、区役所議会棟で開かれました。この会議は、区議会の活動を広く区民の方々に知っていただくために、超党派の全議員が協力して、いろいろな準備を行うために開かれたものです。

 第3回品川区議会議会報告会が5月11日に開催されるので、その準備についていろいろ話し合いが行われました。

 まず、報告会のポスターが選定されました。そして、今回の報告会のテーマである、「品川の魅力発見!」について、どのように区民の皆様と楽しく話し合いを進めるか、その進行について論議されました。
 全会派の議員で和気あいあいと話し合いが行われました。

 その後、全員で、報告会のポスターのパウチ作業を行いました。
 このように、全議員が協力して、仲良く一つの事業に取り組むことも大切だと率直に感じました。



 3月15日(木)は、荏原医師会講演会に参加しました。講師は今井孝成昭和大小児科講師で、「適切なアナフィラキシー対応」という内容でした。

 食物アレルギーの誤食事故で問題になるアナフィラキシーですが、まず初期対応で緊急性があるかどうかの見定めが重要だと話されました。そして、緊急性が高いときは迷わず、エピペンを打つことが必要だと力説されました。私もエピペンの必要性を議会でも発言し、エピペンを実際委員会の場で供覧したことを思い出しました。

  今井先生は品川区教育委員会の食物アレルギー対応の指導いただいているアレルギー専門医で、講演の後、私も品川区の実際の食物アレルギー対応の事例について、ご意見を伺いました。今後とも、必要な時は今井先生ともご相談して、品川区学校の食物アレルギー対応の着実な実施に力を尽くしたいと思いました。



 3月6日(火)は、品川区健康センターで行われた、「平成29年度品川区予防接種講演会」に参加しました。

 この講演会は昨年発覚した、複数の予防接種を混ぜ合わせて接種するという、不適切な事件があったため、品川区、品川区医師会、荏原医師会が共催して、区内医療関係者に予防接種の正しい接種について今一度説明する、という趣旨の講演会でした。

 舟木保健予防課長の品川区の予防接種事業についての簡単な説明の後、菅谷明則すがやこどもクリニック院長・VPDの会会長が登壇し、予防接種についての講演を行いました。菅谷会長の講演は、前任者の薗部先生の講演に比べると少し専門的で、ある程度の基礎知識がない人には難しかっただろうと思われるような内容でした。診療所の受付事務の若い方や、小児科以外の他科の先生も多く出席されていたので、もう少し基礎的な解説でもよかったのではないかとも思いました。

 いずれにしろ、ワクチン接種が正しい知識と正しい接種方法で広く行われ、日本の子どもが恐ろしい感染症から守られ、健やかに成長できるよう、私も先頭に立って、力を尽くさなければならないという思いを新たにした講演会でした。