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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 台風21号の直撃のため、1日遅れの出発となった、今年の行政視察は、ます9月5日(水)朝5時23分の都営浅草線に乗車し、品川駅の集合場所に向いました。午前6時、品川駅新幹線ホームに各委員が集合し、一路新幹線で神戸に向かいました。神戸駅についた後、地下鉄を乗り継ぎ、まず兵庫県庁を訪問しました。

 兵庫県庁では、兵庫県教育委員会の人権教育課、義務教育課、体育保健課の担当の方から、今回の視察の調査項目である人権教育、食育教育について、お話を伺いました。



 まず、人権教育課の主任指導主事から兵庫県の人権教育について、説明いただきました。兵庫県の人権教育は、
①学校教育における人権教育の充実、②子ども多文化共生教育の充実、③社会教育における人権教育の充実、の3つの柱で、「学び、育て、支えるひょうごの教育」を行っているという説明でした。

 そして、人権教育の課題は、「自分の大切さとともに他の人の大切さも認めること」を態度や行動で示すことができるようにすることが目標だと話されました。

 具体的な施策では、
 ①学校教育における人権教育の充実については、教育委員会指導主事等が各学校を回って、教職員に人権教育の指導を行うこと、さまざまな人権教育資料を作成して幼稚園、各校種別学校で活用させること、学校管理職、担当教員に研修を行うこと、を実施しているということでした。

 ②の子ども多文化共生教育の充実については、日本語指導が必要な外国人に子ども多文化共生サポーターを派遣すること、芦屋市に子ども多文化共生センターを設置し、教育相談や多言語の学習教材等の作成、多文化共生にかかわる期間、団体の研修会や交流会を行っているということでした。

 ③社会教育における人権教育の充実については、人権教育推進団体への支援を行っているのだそうです。

 次に、義務教育課の担当者から、兵庫県におけるいじめの取り組みについて、お話を伺いました。

 兵庫県では、「いじめ防止基本方針」の改訂(平成29年)や相談体制の強化、いじめ対応マニュアルの改訂(平成29年)などの組織的な対応の体制強化を図るとともに、SNS等潜在化するいじめへの対応に力を入れているというお話でした。

 この施策は、「ひょうごっ子SNS悩み相談」と称して、平成30年8月1日から9月30日まで、SNS(LINE)を用いた、子どもからの相談に応じる事業なのだそうです。ふだんなかなか相談に踏み切れない子にも、身近なLINEを使うことによって容易に相談できる環境を作ろうという取り組みなのだそうです。

 各行政もいろいろ苦労されているのだなと感じました。

 最後に、体育保健課から、食育の推進事業について説明を受けました。兵庫県では、栄養教諭を中核とした食育推進を考えているようで、栄養教諭に対する研修会なども行っているというお話でした。

 人権教育は「自分の大切さとともに他の人の大切さも認めること」が核心だと考えます。これまで各自治体がさまざまな取り組みを行っていることを視察で見てきましたが、これはという正解はなく、いろいろなアプローチがあってもよいと思っています。

 私自身も今後も試行錯誤していきながら、みんなの幸せとは、という問いかけを常に発していきたいと思いました。

 兵庫県庁の視察はこれで終わり、次の視察地大阪に向かいました。(この項続く)