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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 10月2日(月)から10月16日(月)まで、決算特別委員会が開かれました。私は、歳入費、民生費、衛生費、教育費の款別審査で質問を行いました。それぞれ款別項目ごとにご報告いたします。

①10月2日(月) 歳入費

1)利用者の減少し続けている病後児保育所は廃止し、思い切って、病児保育所へ転用することを検討すべき、と提案しました。
2)かねて要望していた新しい病児保育所が、4月に大井町に開設されることになりました。その設立経緯の報告を求めました。
3)病児保育事業に関しては、キャンセルの扱いが常に問題となっています。キャンセルは立派な病児利用者として、カウントするよう、再度区に検討することを求めました。
4)おたふくかぜの後遺症であるムンプス難聴は、おたふくかぜワクチンを2回接種することにより、おたふくかぜの発病を防げれば、起こらない病気です。中央区ではおたふくかぜワクチンの任意接種費用の2回助成を始めました。品川区でもぜひ、現在の1回助成を2回に増やすよう、再度強く要望しました。

②10月5日(木) 民生費

1)品川区は平成30年には待機児童が0になる、という試算を発表しています。その根拠と、もしも待機児童が発生した場合の可能性のある変動因子について、質問しました。
2)保育職員の労働環境の改善についても、区としての配慮を要望しました。
3)保育所の感染症対策について、今後小児科医以外の保育園嘱託医が増えることを想定し、地域ブロックごとに保育所の感染症のサーベイランスと感染対策を行う協議体を立ち上げることを検討するよう、提言しました。
4)保育園児のいる家庭と保育園を利用していない家庭が等しく利用できる、子育て応援券の発券を要望しました。
5)しながわネウボラネットワークにおいても、高齢者介護の地域包括ケアに準じた、子育てに関係する多職種の連携した組織づくりを提言しました。

③10月6日(金) 衛生費
1)眼科医会から陳情されている、成人眼科検診の次年度実施を、再度強く区に要望しました。
2)インフルエンザワクチンが不足し、臨床現場では接種が十分できないという悲鳴が上がっています。特に品川区は定期接種B類疾患である、高齢者インフルエンザワクチン接種に責任を持っています。厚労省の大本営発表に惑わされず、インフルエンザワクチンの供給実態に注視するよう、安定的なインフルエンザワクチン供給に区としても取り組むよう、要望しました。
3)おたふくかぜワクチンについて、歳入費質疑に引き続き、2回接種補助がおたふくかぜの感染者減少に効果的なこと、接種率を上げ難聴になる子どもを減らすため、ワクチン接種の費用助成を2回に増やすことを、改めて強く区に要望しました。

④10月11日(水) 教育費

1)ハーツ(品川学校支援チーム)の具体的ないじめ、不登校に対する活動の報告と、対応力を強化するため、人員増員を要望しました。
2)学校現場における食物アレルギーの誤食事故の発生状況と、アレルギー診療が「アレルギー食材を食べさせる」に代わってきていることを踏まえた、きめ細かい食物アレルギー対応を要望しました。
3)梅毒の大流行を踏まえた、性教育を学校の場で強化するために、医療関係者による、性感染症予防教育の実施を要望しました。
 また、そもそも性教育とは性行動が始める前に、かけがえのない生命の素晴らしさ、自分も相手も大切にできる異性との付き合い方、人間が成長する過程で出会うパートナーの大切さ、そのために自己抑制的な責任ある態度が取れるよう、まず教えなければならないこと、性教育といえば、コンドームというような、短絡的で子どもの発達段階を踏まえない、乱暴で子どもを壊してしまう「指導」ではなく、自分と他人を大切にする教育、安易に性行為に走らない指導をまず行うべきと強く訴えました。
 そのうえで、学習指導要領に沿って、性行為を経験する時期になったら、性感染症の症状や予防法、避妊法の実際などについての知識の提供も段階的に行うべきだと小児科医の立場から提言しました。

 品川区側の回答はおおむね前向きのものが多かったですが、今後も自分の提言には、まず自分がその実現に向けて行動していかなければならないと考えています。