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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 最終日の8月3日は、まず鹿児島市役所を訪問しました。鹿児島市議会事務局の方から、新議事堂の整備とタブレット端末を使用した電子表決システムについての説明をお聞きしました。



 鹿児島市役所は、本館、別館、東別館、みなと大通り別館の4庁舎で構成されていましたが、平成20年度に実施した耐震診断の結果、別館が耐震性能を満たしていないことが判明し、新たに西別館を新築し、議会機能がこの庁舎に移転することに決まりました。
 議事堂を整備するために、平成22年から本庁舎整備基本構想が策定され、平成25年度から新築工事が始まり、平成27年に工事は竣工しました。

 新しい議事堂には、①傍聴者に配慮した設備(車いすスペース、親子席の設置)、②難聴者用の音声伝達システムの更新、③タブレット型端末による電子表決システムの導入、④委員会室の傍聴席を増席、が計画、整備されたそうです。

 品川区でも今年度からタブレット型端末によるIT化の取り組みが始まっており、品川区側からのこれに関連した質問も多かったのですが、鹿児島市議会事務局からは、議員の抵抗もあり、まず電子表決システムを確実に運用することが肝要であるため、現時点ではタブレット型端末は電子表決のみに使用する方針という回答でした。



 説明の後、新しく完成した市議会議事堂を視察しました。傍聴席の前に、記者席までありました。

 また、理事者席側と議員席側のそれぞれに演壇があり、それぞれが向き合う配置になっていました。議員にとって、誰のために、誰と質疑するかを考えると、対面式は良い配置だと思いました。(品川区では議長の前で議員席に向かって質問するスタイルになっています。)



 また、本会議で一問一答方式の導入、本会議でも議員呼称を君から議員へ変更、請願・陳情提出者に委員会審査日を連絡、インターネットによる生中継を始めるなど、品川区でも検討すべき議会改革が次々と実行されていました。
 鹿児島市議会の取り組みは、私にとってもいろいろと参考になりました。

 鹿児島市を出た後、霧島市福山町のレストラン「壺畑」で昼食を摂りました。福山町はくろずの生産で有名な地域で、食事の後、同じ敷地にあるくろず情報館でくろずの製法、歴史などについて、説明を受けました。

 くろずは蒸し米、米麹、地下水を壺に入れて、でんぷんからブドウ糖、アルコールを経て酢酸を生成し、熟成させて作るのだそうです。地域一帯にはくろずを作る壺が整然と並んでおり、壺畑と呼ばれ、その眺めは壮観でした。



 福山町から鹿児島空港に向かい、全日空機で東京に戻りました。福山町で小ぶりの雨に降られたほかは、晴天で暑い毎日でした。しかし、2日後の8月5日(土)には、この一帯、鹿児島、屋久島は台風5号に直撃されています。