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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 3月13日(月)は、衛生費の質疑を行いました。

 補正予算質疑に引き続いて、まず、水痘ワクチンについて取り上げました。
 水痘は一般に軽症の病気だと思われていますが、免疫不全の子どもにとっては、感染すると7人に1人は死亡する、致命的な病気であることはあまり知られていません。重い病気の子どもが入院している都立病院では、水痘の病院内流行のため、しばしば病棟閉鎖を余儀なくされ、1年間に20回も病棟閉鎖に追い込まれた年もあったそうです。

 水痘ワクチンは水痘から健康な子ども自身を守るだけでなく、水痘にかかると生命も危険になる、免疫不全の子どもを守る大切な役割も持っています。定期接種になった水痘ワクチンの、この大切な役割についても十分区民に啓発を行うよう、区に要請しました。

 次に、現在流行している梅毒に対する注意喚起を行うことを区に要請しました。梅毒は、2016年には届け出数が4077例に上り、前年から倍増しており、報告されなかった患者数はさらに数倍に及ぶといわれています。品川区も危機感を持って、啓発を行ってほしいと要望しました。

 夏に向けて、デング熱など蚊媒介感染症に対する、品川区の防蚊対策の施策をお聞きしました。

 また、なかなか自覚症状がないため、手遅れになると失明してしまう、緑内障の患者を早期に発見する、成人眼科検診を区の健診事業として、実施することを再度要望しました。これは品川区眼科医会からの要望事項でもあります。

 これらの私の質問に対する、区担当課長のそれぞれの答弁は、水痘ワクチンの啓発、梅毒流行についての啓発活動は、現状の報告と今後積極的に取り組むというお返事でした(保健予防課長)。また、防蚊事業については区の活動の説明がありました(生活衛生課長)。成人眼科検診については実現に向けて検討中、という回答で(健康課長)、近い将来検診が行われることが期待できそうでした。