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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 2月11日(土)の健康記念の日は、大手町の三井住友銀行東館ライジング・スクエアで開催された、第6回日本小児科医会乳幼児学校保健研修会に参加しました。



 今回の内容は、平成13年から始まり、最終評価が行われた「健やか親子21(第一次)」の目標課題のうち、達成されたものと達成されなかったもの、変わらなかった項目、悪化した項目について、山梨大学山縣然太郎スライド社会医学教授が総括を行いました。

 最終評価で変わらなかったものが児童虐待による死亡者数、悪化した項目が十代の自殺率、低体重児の全出生数の割合などだったそうです。また、3歳児の虫歯有病率や妊婦の喫煙は地域差が顕著にみられたということでした。

 今後の課題として山縣教授は、①思春期保健対策、②「育てにくさ」を感じる親に寄り添う支援、③児童虐待防止対策のさらなる充実を挙げられました。

 午後のセッションでは、「ネウボラ-フィンランド発祥の妊娠初期からの切れ目ない子育て支援」が高橋睦子吉備国際大学教授によって、「フィンランドの子育て支援に学ぶ、「日本版ネウボラ」の課題」が榊原智子読売新聞記者によって、報告されました。
 切れ目のない子育て支援の模範である、フィンランドのネウボラ関係の演題が2つ続き、大変興味深かったです。

 品川区でも、しながわネウボラネットワーク事業が始まりましたが、本家のネウボラの正しい理解と、どの点を我が国の子育て支援施策の中に取り込んでいくべきなのか、いろいろと考えさせられた講演会でした。