7.28子どものこころの健康を考えるシンポジウムに参加しました
2019-07-28
第3席では、「保護者の精神疾患と子どもへの虐待」というタイトルで、安部計彦西南学院大学人間科学部教授が講演されました。安部先生は九州の児童相談所に長らく勤務され、児童相談所で対応した、虐待、ネグレクト事例におけるメンタルヘルスに課題のある保護者の問題について、ご自身の報告した調査結果を基にしながらお話しされました。精神障害のある親は子どもの養育よりも自分のことで精一杯であり、精神障害のある保護者の子どもは当然にネグレクトになる可能性を考えなければならない。その前提で、日常的サポートと専門的援助の二本立ての支援が必要だと話されました。
また、ご自身が児童相談所に勤務した経験から、なぜ児相は保護(分離)をためらうのか、また、児相への通告のポイントについて解説されました。
3つの演題の講演の後、井上祐紀慈恵会医大精神科准教授が、指定発言を行いました。井上准教授は、病名を告知することはあまり意味がないこと、外部に対象を作り(××オバケ)、これと戦い勝つことを患者さんに勧めることはよい対処法だと話されました。
これで講演は終わり、休憩の後、第2部として、「これからの子育てに向けて」というディカッションが行われました。
今回のシンポジウムに参加して感じたことは、子どもの心の健康を育む健康支援、発達支援はまだいろいろな考え方が乱立している状態で、今回の講演でも必ずしも演者の見解が一致していない場面もありました。
私自身、今回の講演でも同意できる内容と同意できない内容があり、すべて納得できる講演はありませんでした。子育て支援については、私自身がまだまだ思索を続け、自らの見解を構築している段階なので、これからも多様な意見に触れて、自らの考えを深めていきたいと思いました。
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7.28子どものこころの健康を考えるシンポジウムに参加しました1
2019-07-28
7月28日(日)は、JR品川駅江南口品川フロントビルで開かれた、子どものこころの健康を考えるシンポジウム「現在の子育ての現状と未来」に参加しました。午後1時からの開催でしたが、開会時間には精神科医、小児科医、保健師や心理士、スクールソーシャルワーカーなど行政の子育て部門の関係者で会場はほぼ満席になっていました。第一部シンポジウムでは、まず「発達障害児支援と子育て支援の交差点」というタイトルで、浜松市発達相談支援センター「ルビロ」所長の内山敏先生が講演を行いました。
内山所長は、まず従来発達支援といえば特別支援学校を利用するような児(身体障害、知的障害、聴覚障害、視覚障害)が対象だったが、現在は発達障害の疑われる児まで対象が広がり、実に浜松市の児童の8人に1人が対象に入ってきた。
子どもの虐待の背景には、子どもの発達障害や親の発達障害が関係しているケースも多く、また母親の産後うつも多く関与している。したがって、浜松市では普通の発達をしている定型発達と早期に支援が必要な発達障害疑いの児には別ルートでたんぽぽ広場を用意。早期支援、早期療養を行っている。さらに支援をスルーしてしまう親子は保育所、幼稚園、こども園の巡回で発見するようにしている。
という内容でした。また、各部門をつなぐ、インターフェイスの存在が重要だと話されました。
第2席には、「スクールソーシャルワーカーの視点から子育てを考える」というタイトルで、半羽利美佳武庫川女子大学文学部准教授が、ご自身が従事されている、学校スクールソーシャルワーカーの立場から、子育て支援についてお話しされました。特に現在の子育ては親子の間の意志疎通がうまくいかない例が多く、地域で子どもを育てる支援ネットワークの構築が必要と話されました。(この項続く)

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7.23会派勉強会を行いました
2019-07-28
7月23日(火)、自民・無所属・子ども未来会派は区役所議会棟で、会派の勉強会を行いました。3番目の演題では私が講師となり、「ワクチンの基礎、インフルエンザワクチン、HPVワクチン」について、他の議員の方にお話を聞いていただきました。医療現場の実情を踏まえた説明に、講演後の質問も多く、充実した内容になって良かったと思いました。
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7.7会館まつりに参加しました
2019-07-07
7月7日(日)は、第41回心身障害者福祉会館まつりに参加しました。旗の台駅に着いたときは、あいにく小雨がぱらつく天候で、少し肌寒いほどでした。会館にはすでにたくさんの人が集まっており、なごやかな雰囲気でした。濱野区長や渡辺区議会議長、会館関係者の挨拶の後、障害者と支援者の方々による手話ダンス「南の国のハメハメハ大王」が披露され、盛んな拍手を浴びていました。
前回参加したときは、うだるような暑さでしたが、前回も今回もたくさんの方が参加して、交流している光景は素晴らしいと思いました。

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