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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
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 「児童発達支援事業の実際と療育業界の動向」は、発達障害の早期発見、早期療育に取り組んでいる、NPO法人理事長の講演でした。

 成人になる前に、発達障害を発見し、療育に結び付けることが重要だということと、国の動向が「我が事、丸ごと」と老人、障害者などすべてを、地域が支える包括ケアプランを考えている、とお話されました。

 発達障害が疑われる児がいたら、なるべく早く、近くの児童発達支援事業所を紹介してほしい。その時、事業所を評価する目安は、「送迎サービスをしない」こと。
 なぜなら、送迎サービスを行う事業所は、業務だけが忙しく、質の担保が行われていない可能性があるから、だそうです。

 非常に勉強になる講演でしたが、どのように品川区の事業に応用していくのか、もう少し自分なりの考えをまとめる必要がある、と感じました。


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 千葉県小児科医会会長の「小児科プライマリケアの課題の将来」の内容は、少子化が進み、小児人口が減少し続け、また、予防接種の普及、各疾患ガイドラインの充実によって、急性の病気が減り、慢性の病気や医療ケア児の増加、発達障害や心身症などの増加など、小児科の対応する病気の構造が大きく変化してきたこと。

 そのために、地域の小児科医は、病気の治療、予防だけでなく、地域の子ども達の健全な心身の発達のために、育児支援に取り組まなければならない、という私に言わせれば、至極当然の、すでに私が何年も行ってきた活動の追認のようなお話でした。

 もちろん、私以外にも、多くの先進的な小児科の先生が、現在も全国のいたるところで同様な取り組みを実践していることは、今回の学会でも多くの報告がありました。



 講師の先生は、そのためには、アメリカ小児科学会が公表している、育児支援ガイドライン、Bright Futures (病気の診断治療、病気の予防、健康増進、予期される危機への助言指導)の日本版を作らなければならないことと、子育て世代包括支援センターの全国展開にあたっては、小児科医が多職種チームの中心にならなければならない、と2点を提言されました。

 品川区の地域医療、小児医療の展開にどのようにこの提言を生かすのか、秋の一般質問を考えていく中で、さらによく検討していきたいと思いました。

 8月25日(土)、8月26日(日)は、外来小児科学会に参加しました。この学会は、一般的な医療のみならず、子育て支援の活動や施策などについても話し合う、小児科医としてだけでなく、区議会議員としてもいろいろ勉強にある学会で、毎年参加しています。

 今年は三木小のOBの千葉の先生が会長で、会場は有楽町の東京国際フォーラムでした。クリニックのスタッフ3名と、参加しました。



 世田谷区長のネウボラの講演などもありましたが、私は「児童発達支援の実際と療育業界の動向」というNPO理事長の講演と、「小児科プライマリケアの課題と将来」という千葉県小児科医会会長の講演を聴講しました。
 以下、講演の紹介をいたします。

 高知龍馬空港に向かう途中、山内家墓所に参拝しました。

 この墓所(藩主墓域)は、山内家の代々の藩主15名が祭られているそうです。ただ、山内容堂だけは明治期に品川で亡くなったため、御骨は品川にあるのだそうです。

 ほとんど手入れがされていない、雑草の生い茂る荒れ果てた墓所は、「夏草や 兵どもが 夢の跡」という芭蕉の句が思わず浮かんでくるような情景でした。側道は現在立ち入り禁止となっており、中央の石階段だけが通行できました。階段の最上部に、初代山内一豊の卵塔と呼ばれる墓石がありました。



 この墓所には15名の藩主が葬られていますが、墓石の形は卵塔型、笠付型、神道式土饅頭型などと年代ごとに代わり、学問的には貴重なのだそうです。また亀趺碑なども設置されているということでした。

 この山内家墓所は平成28年に国史跡に指定され、現在土佐山内記念財団が管理しているのだそうです。早くきれいに手入れして管理しないと、山内家代々の殿様が草葉の陰で泣いているような気がしました。

 この墓所を後にして、空港に向かいましたが、搭乗予定の飛行機が欠航したため、陸路、高知駅から土讃線、新幹線を乗り継いで、東京品川に戻ったのは、午後10時近くになっていました。

 高知城歴史博物館の視察の後、徒歩でオーテピアに移動しました。
 まず、入館し、館内会議室で県立図書館館長からオーテピアについて、大まかな説明を受けました。



 オーテピアとは、高知県立図書館と高知市立図書館が、合築して建てられた全国初の図書館で、さらに、声と点字の図書館、高知みらい科学館の施設も有する、5階建ての複合施設です。そのため、館長もそれぞれ全部で4人いらっしゃる、ということでした。

 各館長のご案内で、施設を視察しました。

 まず、1階のオーテピア高知声と点字の図書館を見学しました。



 ここは、視覚に障害のある方のために、録音図書や点字図書、マルチメディアデイジー図書などが閲覧できるようになっており、視覚障害者のためのルーペや拡大読書機など機器の紹介展示コーナーもありました。



 2階から4階が、県立図書館と市立図書館が合体した、オーテピア高知図書館でした。



 全体的に木目が基調の、温かみのある、落ち着いた雰囲気の図書館でした。案内していただいた図書館のスタッフの方にお聞きしましたが、図書館の蔵書は県立、市立に分けることなく、ラベルを付けて一緒に展示してあるのだそうです。2人いる館長(県立、市立)も、業務を分けてあり、重なることはないというお話でした。



 2階には広大な一般図書や雑誌の展示コーナーのほかに、グループ室、静寂読書室、対面音訳室、共同楽習スペースなどの個別のスペースがあり、カウンターも総合カウンター、案内カウンター、調べもの案内デスク、こどもカウンターやセルフ貸出機など、さらにベビールーム、子ども用トイレ、おはなしの部屋など、至れり尽くせりで、ため息が出るほどでした。

 また、スタッフの方も終始館内を巡回し、いろいろ相談にのっているようでした。



 3階は、健康、安心、防災やビジネス、科学産業、高知資料コーナー、ことばと国際交流センターなど、やや専門的な図書が並んでいました。この階も、たくさんの人が読書をしていました。専門の医学書を見ている小学生がいたので、「将来、お医者さんになるのかい?」と声をかけた所、夏休みの宿題のために見ているのだ、という返事でした。
 夏休みのため、2階、3階は多数の親子連れが来館されており、ディズニーランド並みのにぎわいでした。

 4階は見学はしませんでしたが、ホール、研修室などがあるそうです。

 5階は、高知みらい科学館で、ここは図書館ではなく、博物館に近い施設で、宇宙・地球・科学体験ゾーン、高知の自然と生き物ゾーン、高知の科学・ものづくりゾーン、サイエンススクウェア、実験室、工作室に分かれていました。



 物理、化学、生物、地学の全ての理科の領域が、体験学習できるように構成されていて、夏休みということもあり、子どもたちが目を輝かせて、いろいろな設備にチャレンジしていました。



 実験室では、係りの方の指導で子どもたちがはんだ付けを行っていました。この施設の一番の人気はプラネタリウムで、入り口には親子連れの長蛇の列ができていました。



 このみらい科学館は、本当に素晴らしい施設でした。ここを訪れた子どもが、理科が好きになることは間違いなく、ぜひ品川区にも欲しい施設だと痛切に思いました。高知に行かれる予定のある方は、ぜひこの施設を訪問することをお勧めします。

 本日の午前中の視察はこれで終わり、昼食後、午後は「高知県立坂本龍馬記念館」を視察後、高知空港から帰京する予定でした。ところが、台風13号が東京を直撃する情勢になったため、午後の視察は中止し、急遽東京に戻ることになりました

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