東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 11月21日(火)は、午前8時から平河町の都市センターホテルで開催された、「次世代の医療政策を考える会」に参加しました。

 この会は、参議院議員で小児科専門医の自見はなこ先生の主催する勉強会で、今回は塩崎恭久前厚生労働大臣による「グローバルヘルスと日本の果たす役割」という講演をお聞きしました。



 塩崎前厚労大臣は社会保障給付費の占める児童・家族関係給付費は5.5%、高齢者関係給付費は67.6%であり、児童・家族関係給付費の大幅な増額が必要と述べました。また、「新たな子ども家庭福祉」を作るために改正された(平成28年、29年)、児童福祉法の改正内容について、お話されました。

 早朝の8時から9時までのあわただしい時間帯でしたが、小児科医区議としての私が、今後どのような活動を行っていったらよいか、いろいろと示唆に富む、大変有意義な勉強会でした。

 11月19日(日)に戸越台中学校行われた、映画「みんなの学校」の上映会に参加しました。

 この上映会は「みんなの学校」という映画を見て感動し、ぜひ品川でも上映会を行いたいという有志の方々が実行委員会を組織し、小関雅美実行委員長、小俣昌道事務局長のもとで、商店街、教育委員会などの後援を受け、準備を進め、11月19日(日)上映に漕ぎ着けた、というお話でした。

 3時少し前に行くと、戸越台中玄関で受付が始まっており、私のクリニックの患者さんだった実行委員の方に案内いただいて、上映会場の体育館に入りました。会場前方にはバリアフリー席が、後方には親子コーナーも設置されていました。地区の方々が続々と入場し、体育館はいっぱいになりました。



 簡単な主催者からの挨拶の後、映画が始まりました。映画が始まると、日本語字幕があり、FM音声ガイドも付いているようでした。

 映画自身はいろいろな特性を持つ子どもたちを公立小学校の教師たちがお世話をし、子どもたちが変わっていくという、「努力は報われる」式の内容でした。先生たちのご努力には頭が下がりましたが、全ての子どもがこの教育スタイルでうまくいくかどうかは、自分の経験から考えても、何ともいえないと思いました。

 「不登校ゼロ、全ての子どもが共に学ぶ、奇跡の小学校」というのは関西テレビの少し盛りすぎのタイトルで、必ずしもハッピーエンドに終わらなくとも、もくもくと子どもに向き合っておられる先生方も、全国には多数いらっしゃるだろうと思いました。しかし、この小学校の先生方のご努力は、十分感動に値するものでした。

 映画上映後、3人のゲストのショートスピーチのコーナーというのがあり、ルンビニ幼稚園卒業生の宇田川珠美さん、戸越銀座商店街連合会の山村俊雄さん、そして私も感想を述べさせていただきました。

 その後、映画の舞台となった大阪市立大空小学校の校長だった、木村泰子さんからのビデオメッセージが流れました。そして、盛会のうちに上映会は終了しました。


 11月17日(金)は区役所で行われた、平成29年度第1回品川区国民健康保険運営協議会に出席しました。国民健康保険は平成30年度から運営主体が品川区(区市町村)から東京都(都道府県)に移り、広域化されることになります。

 そのため、広域化によって、国保制度がどう変わるか、品川区の対応はどうなるのか、制度の勉強会を行うというのが今回の会合の趣旨でした。世界の誇る、我が国の健康保険制度は守っていかなければなりません。そのためには、まず健康保険制度をしっかり理解することが大切です。

 今後も健康保険制度については、医師としてもしっかり学んでいこうと思いました。

 11月13日(月)、品川区議会議会報告会等準備会議の委員は、品川女子学院を訪問し、中学1年生と第2回意見交換会を行いました。これは、品川女子学院生徒の研究発表に区議会議員が意見を述べ、生徒と話し合うという企画なのだそうです。

 今回で2回目で、多くの委員は第1回も出席しているため、場慣れしているように見えましたが、私は昨年は別の委員会に属していたため、全てが初めての経験でした。

 まず生徒たちが研究発表を行い、いくつかのグループに分かれ、生徒と議員が話し合いをしました。わたしと公明党のつる議員は「墓継承問題」というテーマで研究している生徒たちと意見を交換しました。

 墓継承について、いろいろとよく調べていて、私たちはその研究にコメントしました。いろいろやり取りしていると、こちらも文化祭のノリで話していて、生徒たちもおとなしい子、リーダーシップを取る子、かわいい子、背伸びをする子など、いろいろと個性がみられて楽しいひと時でした。

 お墓参りをしたとき、親やおじいさん、おばあさんは知っているので拝むが、それ以前のご先祖は顔も知らないから、あまり拝みたくないという彼女たちの発言は、私のとっては少し衝撃的でした。

 その後、質疑応答になりました。各委員からいろいろな質問がありましたが、私も①子育て支援事業を大学で行う意義について、②卒業生の保育士のネットワーク構築は行われているのか、③ほとんど甲南女子大の卒業生の親子の利用が多いようだが、地域の他の親子にも積極的にひろばを開放する考えはないのか、などをお聞きしました。

 ①については、学生実習や子育ての研究に役立てている、②については保育士の卒業のネットワークつくりなどは今は行っていない、③は2018年に10号館(今、建築中)5階に今の3倍のスペースの子育てひろばを新設するので、事業の大幅な拡大を検討している、というお答えでした。

 新しい子育てひろばができたら、ぜひまた視察に来てくださいというお話でした。私もぜひ、新しい子育てひろばを見学したいと思いました。



 最後に甲南女子大学が誇る芦原講堂を見学させていただきました。講堂中央に巨大なパイプオルガンが屹立し、カーブを描いた淡い褐色の壁面が包み、宗教的な荘厳とした雰囲気を醸し出していて、その圧倒的な迫力に感動しました。


 
 これで、今季の行政視察は終了しました。甲南山手駅で、視察団は解散式を行いました。私はそのまま、新幹線で東京へ帰路につきました。