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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 3月14日(月)、予算特別委員会7日目は教育費でした。

 私はまず、義務教育学校について質問しました。平成27年6月に、学校教育法の一部が改正され、義務教育学校が誕生しました。義務教育学校とは、小中9年間を小学校、中学校の枠を取り払い、9年間一貫教育を行う学校のことです。したがって、平成28度からは、日本の初等学校は小学校、中学校、義務教育学校の3つの学校が並立することになるのです。

 ご存知の方も多いと思いますが、この義務教育学校というのは品川区の前教育長が始めた、小中一貫教育校がモデルになっています。すなわち、品川区の始めた新しい教育の取り組みが国を動かし、新しい学校が誕生したのです。私はこの義務教育学校を根付かせ、伸ばすために質問を行いました。
 特に5-7年生と単独校から入学(転校)してくる生徒をどう一体化させるかが一番問題になると思われ、この点を質しました。

 義務教育学校については、批判的な意見もよく耳にします。私は教育は戦前の日本やドイツのように複線化でよいと考えています。1945年に、アメリカ占領軍が強引に単線化した、現在の教育制度はすでに制度疲労を起こしています。本人の意欲と特性に応じて、さまざまな教育プログラムを提供することが必要なのではないでしょうか。

 そのほか、学校の食物アレルギー対応の新たな取り組み、次年度から始まる脊柱側弯検診(モアレ撮影法)について、特に学校が留意すべき点(撮影時の配慮、検診要治療者への専門医療機関への連携など)について、お聞きしました。


 3月8日(火)、予算特別委員会5日目は衛生費でした。

 私はまず、ロタウイルスワクチンについて取り上げました。ロタウイルスワクチンは、液状のワクチンで口から飲めば、ロタウイルス胃腸炎にほとんどかからなくなりますが、接種費用が高額なことが問題でした。

 ロタウイルス胃腸炎はノロウイルス胃腸炎より重く、1日に数十回も吐きまくり、白い水下痢が何十回も続く、重症の子どもの胃腸炎です。ワクチンは重症のロタウイルス胃腸炎を90%以上防ぎます。

 現在、ロタウイルスワクチンの助成を行っているのは、東京23区では渋谷区、杉並区だけであり、品川区は3番目になります。また、他の子どもに大切なおたふくかぜワクチン、B型肝炎ワクチンもすべて助成しているのは渋谷区だけでした。品川区は渋谷区についで、すべての子どもに大切なワクチンに助成を行うワクチン先進区になるのです。

 保健所の担当の方にロタウイルスワクチン助成の意義と抱負について、語っていただきました。

 そのほか、ジカ熱、デング熱対策としての品川区の防蚊対策、4月から始まる20歳からの健康診査について、その実施の詳細についてお聞きしました。

 3月7日(月)、予算特別委員会4日目は民生費でした。

 私は保育園の待機児童対策を質問しました。品川区は平成28年度、29年度で保育園児1386人の受け入れ枠拡大を予定しています。これは高く評価されると思います。しかし、待機児童は減るどころか、増え続けています。

 まず、これだけ努力しているのに、なぜ待機児童が増え続けていると考えているのか、区の認識を聞きました。明確な答えはありませんでしたが、要するに、保育園の増設のスピードが入園希望者の増加のスピードに追い付かないことが原因と考えられます。

 保育士の確保、場所の確保(地域住民が反対)がだんだん難しくなってきているようです。

 保育士の確保について、保育課は保育士に区が住宅補助を行うことを強調していました。私は、保育士を増やす抜本的な対策として、この間何度か提案している、品川区の介護専門学校に保育専門学校を併設することを再度提案しました。

 この提案に対する保育課の反応は今一歩でしたが、今の全国的な保育士不足を乗り越えて、新しい保育所の数に見合う保育士を品川全体で確保するには、このぐらいの強力な対策が必要だと思っています。(他の対策は、どこでも行っている)

 さらに保育園に不承諾となった家庭、在宅子育てを行っている家庭に、子育てクーポンを区から配布し、子育てに役立ててもらうことも提案しました。

 これもあまり区から好意的な反応はありませんでしたが、今保育園は政治的にホットな課題になってしまったので(あまり、子育てを政治銘柄にして、もてあそぶのはやめてほしいのですが)、保育園に入れた家庭も、在宅で子育てをしている家庭も、保育園に入れなかった家庭も、すべての子育て家庭に何か貢献できる施策を早急に考えなければならないと思われます。

 3月2日(水)、予算特別委員会2日目は歳入費に関する質疑でした。私は、歳入費感染症対策費に関連して、ジカウイルス感染症対策について質問しました。

 2月25日、川崎市の高校生がジカ熱に感染し、国内で発病しました。今年8月には、リオデジャネイロでオリンピック、パラリンピックが開催されます。ブラジルにオリンピックを観戦に行く区民がジカ熱に感染し、帰国してから発病する可能性は高いと考えられます。

 品川区の感染対策、特に問題となる妊婦の区民をどのように守るか、防蚊対策も含めて、その対策をお聞きしました。品川区はデング熱対策に準じて、ジカ熱対策を考えているようでした。ジカ熱対策については、今後も繰り返し取り上げ、検討していかなければならないと思いました。

 3月1日(火)から、予算委員会が開催されました。私も自民党・子ども未来の一員として、歳入費、民生費、衛生費、教育費で質問を行いました。
 以下、各款別審査ごとにご報告いたします。