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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 8月22日(土)、23日(日)の2日間、仙台で開催された第25回外来小児科学会年次集会に参加しました。臨床医として、アレルギー、ワクチン、感染症についての最新の医学的知識を学ぶことが目的でしたが、医療政策に関係するいくつかの演題も聴講しました。

 特別講演「東日本大震災からの教訓-新しい防災教育の取組」は、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授が講演し、①東北の津波はほぼ想定された規模だった岩手はそれなりの被害でとどまったが、想定より数倍の津波が押し寄せた宮城や福島は甚大な被害を蒙ったこと、②過去の津波を、いろいろな専門家が多方面から研究することは津波の予知に大いに役立つこと、③今回の大震災の教訓を踏まえ、「減災教育事業」が必要、そのために東北大は減災ポケット「結」プロジェクトを立ち上げたことをお話しされました。品川区も防災対策が進められています。東北の取組が品川区の防災対策に生かせるか、検討してみたいと思いました。

 また、積極的勧奨が止まったままのHPVワクチンについて、「HPVワクチンを正しく理解するために」という講演を聴きました。子宮頚癌が20~30代女性で増加していること、HPVワクチンが前癌病変・高度異形成CIN3を抑えるという報告がオーストラリアやデンマークから行われたこと、「HPVワクチン接種後に生じた症状に対する診療の手引き」が医師会・医学会から公表されたこと、などの内容でした。

 今回の学会で学んだことを、品川区の医療・子育て施策に少しでも生かしていきたいと考えています。

2015外来

 7月27日(火)は、文教委員会が開かれました。
 まず、居住実態が把握できない児童の調査と大規模保育園の運営事業者の選定結果について、区から報告がありました。

 その後、本委員会の所管事務調査である小中一貫教育について、教育委員会から概要と成果・課題についての説明があり、その後提出された資料をもとに、議員(委員)による質疑が行われました。

 全国学力・学習状況調査によると品川区の生徒の学力は国語で上向いているものの、算数・数学は横ばいであること、中学校の不登校出現率が25年度は増加していること(東京都、国も同傾向)、低学年からの英語科教育については90%の保護者がよい、ややよいと肯定的である半面、義務教育を4.3.2年で区切ることについては有効と考える保護者が半分以下だったことなど、興味深い結果の報告がありました。

 私は保育園に関しては、園医であったり病児保育にかかわっていることもあり、ある程度現場を理解していると思っています。しかし小学校、中学校の学校現場は、患者さんの小中生の話を聞く機会はときどきありますが、あまり直接的な接触はありませんでした。

 今後、文教委員の間に、通り一遍の「視察」ではなく、なるべく学校現場にかかわり、触れることで、自分なりに教育についても、考えをまとめていきたいと思いました。

 最後に本年度の行政視察について説明があり、委員会は終了しました。