東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 6月20日(土)、品川区立大崎中学校で開催された第1回地域健全育成協議会に参加しました。

 この会合は、地域の防犯、安全、子育てに関する学校、地域の取り組みについて話し合うため、品川児童相談所、地域センター、近隣小学校の校長、PTA、児童センター、町会関係者、品川警察、区議会議員などが集まって、開かれたものです。

 蜂屋隆子大崎中校長が、大崎中におけるいじめに対する取り組みを講演されました。その後、質疑応答が行われました。いじめは根が深い問題です。きれいごとをお題目のようにとなえていても、絶対に解決しません。私はクリニックの診察中に、中学生、小学生といろいろお話しをしますが、いじめの話題も出てきます。

 事情を何も知らない第3者が、無責任な綺麗言を並べて評論しても、事態は悪化するだけで、解決にはなりません。現場で苦しみながら、汗をかいて問題に取り組んでいる方達の少しでも力になりたいと痛切に思いました。

 6月18日(木)に開催された、平成27年度第1回品川区国民健康保険運営協議会の参加しました。昨年は、完全無所属議員になったため、消防団運営協議会に割り振られましたが、今回は自民・子ども未来議員として、2年ぶりに国保運営協議会に復帰したのです。

 今回の議題は、新しく始める事業である「しながわデータヘルス事業」の説明と、保健施設利用の助成の見直しについてでした。
 しながわデータヘルス事業は、品川区国保の健診受診率の低迷、健診後の成果が出ていない、医療費の増加を抑えるために、今までの区の持っているデータを蓄積して、保健事業の精度を高め、きめ細かい対応をしようというものだそうです。

 いろいろと活発な意見がでました。健診受診率1位の葛飾区があまり医療費削減に成功していない現状で健診受診率を上げればそれでよいのか、とか、ジェネリックの使用と健康寿命延伸にはあまり結びつかず、むしろ健診受診率を上げて、病気の予防が大切だとか、それぞれもっともな意見が多かったです。私も医療機関を受診しない階層にこそ、健診受診の勧奨を強力に行うべきではないかと発言しました。

 ただ、生きていても寝たきりでは豊かな老後と言えません。健康に老いるために、健診は大切な事業です。受診率を上げるために、自分ができることは何なのか、よく考えてみようと思いました。

 ますます増える待機児童対策として、品川区は平成28年4月に300人の園児を受け入れる、大規模保育施設を開設する準備を進めています。私も現地を視察してきました。

 この用地は現在はイトーヨーカドーの駐車場として使用されていますが、来年から5年間をとりあえずの暫定開設期間として、大規模保育園が作られるのだそうです。待機児童対策は焦眉の課題です。質量ともすばらしい保育園が開設するよう、私も力を尽くしたいと思いました。