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東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 2014年2月5日(水)、区役所議会棟で議員研修会「議会改革の根底にあるもの~福沢諭吉からの宿題」が開催されました。出席して聴講しました。講師は、早川誠立正大学法学部教授で、品川区の審議会などの専門家委員も歴任されている方なのだそうです。

 まず話の冒頭、早川氏はいろいろな審議会に専門家として出席していますが、専門家は所詮真実の一部を代表しているだけの存在にすぎない。したがって、「専門家」は万能ではないし、別の考えをすべて間違っていると否定しているわけではない。別の意見を対置して、専門家を打倒しようとするのは、行き過ぎだと述べられました。私も議員になる前、行動計画推進会議の学識経験者委員を務めていたので、この考えは理解できました。

 本論の議会の問題については、間接民主主義、首長と議会の関係、討議の意味などについて、ルソー、シュンペーター、カール・シュミットなどの発言を自在に取り上げながら、アクロバティックな論旨の展開でご自身の考えを述べられました。

 聴いていて思ったことは、言葉と論旨が軽いということです。文科系の議論は結果が検証できないため、何が真実か結局は突き詰められない。だから、奔走な言葉のパレードが続くのでしょう。

 それに対し、医学を含む自然科学は、いずれ時間がたてば真実が明らかになります。そのため、最終的には誰が正しいことを言ったのか、誰が間違ったことを言ったのかが、一目瞭然となります。発言が歴史で審判されるのです。だから、私は医学が好きなのです。

 1月30日(木)、平成25年度 第1回品川区国民健康保険 運営協議会が開催され、私は公益を代表する委員として出席しました。区長のあいさつの後、国保医療年金課長より品川区国民健保の保険料率を少しずつ引き上げること、負担が急に多くなる階層が出ないよう、きめ細かく軽減対象を設定するという、説明がありました。

 また、品川区国保基本健診の実施状況についての報告もあり(平成24年度は受診率40.1%)、医療機関に受診したことのない人の健診受診率が非常に低いため、この人たちにどのように健診を受けていただくか課題になっているということでした。場合によっては、区役所内に出張健診会場を設置することを検討してよいのではないかと思いました。

 審議のあと、諮問を承認して、協議会は終了しました。