東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 平成25年9月11日(水)、「第7回東京ワクチンミーティング」に参加しました。

 この講演会は3部に分かれており、第1部は今年大流行した風疹に関連するいろいろな問題、第2部は小児用肺炎球菌ワクチンの新しい製品「プレベナー13」の紹介、第3部は子宮頚がん予防ワクチンの「副作用」とされる複合型局所疼痛症候群(CRPS)などワクチン接種に伴う諸問題について、それぞれ専門家が講演しました。

 風疹については来季また流行が再燃する可能性はなくなっておりません。MRワクチンを粛々と進める必要があることが確認できました。

 プレベナー13については、プレベナー7からの移行をトラブルなく進めなければなりません。また、プレベナー7で接種が済んだお子さまにプレベナー13の追加接種をどうするのか、検討が必要です。

 予防接種については、常にメリットとデメリットを総合的に判断すべきです。必要なワクチンの接種は進めなければなりません。しかし、副反応、または健康被害が出た場合、いかにこれらの方に手厚い対応がとれるか、必要な対処について総合的な検討が必要だと感じました。




 平成25年8月31日(土)、9月1日(日)福岡市で開催された、「第23回外来小児科学会年次集会」に参加しました。

 台風が九州に上陸という状況でしたが、無事飛行機も飛び、福岡に着くことができました。食物アレルギー経口負荷試験のシンポジウムとワークショップ、インフルエンザの話題、アトピー性皮膚炎の管理、気管支喘息の治療(特に乳児ぜんそくの診断、治療)に関するシンポジウムなどを聴講してきました。

 食物アレルギーは昨年の調布でのいたましい事故以来、とくに学校、保育園、幼稚園等での食事、および事故が起きた後の対応が問題になっています。品川区はしっかり対処ができる体制になっているのか。今回の学会で学んだ最新知識もふまえて、今後しっかりと検証していきたいと思います。


 平成25年9月5日(木)、荏原品川小児科医会の講演会があり、済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科部長 乾あやの先生の講演をお聞きしました。

 乾先生は小児肝臓病の第一人者で、B型肝炎ワクチンの定期接種化に精力的に活動されています。乾先生は、まずB型肝炎の一般的な解説から、なぜB型肝炎ワクチンの接種が必要か、現在の日本のB型肝炎ワクチン接種の現状について、わかりやすく解説されました。

 この講演を聞いて、品川区でもB型肝炎を接種する医療機関が増えればよいのに、と思いました。

 講演後、乾先生と東京23区のB型肝炎の接種の状況、B型肝炎接種を進めるには何が必要か、詳しくお話しさせていただきました。そして、品川区でもB型肝炎の接種を進めるには、接種の助成が必要であることを再確認しました。



 平成25年9月7日(土)、「第16回 鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会」を荏原保健センターで開催しました。

 あいにく地域のお祭りとぶつかってしまいましたが、熱心なご両親がお子様連れで参加され、元気な赤ちゃんの泣き声も混じるなか、講演が行われました。

 今回は埼玉医科大学宮路太小児科学教授が「小児の感染症一般」、私が「ワクチンスケジュールと今季のインフルエンザ」について、お話ししました。

母子講演会

 「鈴の木こどもクリニック-母と子どもの講演会」の特徴は、子育て中のお母さまが、お父さま、お子さまのご一緒に参加され、講演をお聞きになることができるよう、マットを敷き、託児スペースを作り、当クリニック保育士、看護師スタッフがお子さまのお世話をお手伝いさせていただいていることです。

 講演の後は質疑応答の時間を十分に取り、アットホームな雰囲気の中、いろいろな質問を受け、お答えしました。