東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 平成24年5月19日(土)、不活化ポリオワクチンに関する講演会を、荏原保健センター2階多目的室で行いました。

 この講演会を企画したのは、厚労省が今秋から不活化ポリオワクチンに切り替えることを決定した、という報道を受けて、私のクリニックへの問い合わせが増えたこと、および平成24年3月の区議会予算特別委員会でも発言した通り、かつてのヒブワクチン騒動、新型インフルエンザワクチン騒動の混乱が、今回も繰り返される可能性が高いため、昨年1月から実際に不活化ポリオワクチンを接種してきた経験を踏まえ、心配されている品川区民の保護者の方に詳しくご説明したいと思ったからでした。

 講演会当日は、さわやかな5月らしい天候で、お子さまをお連れになったお父さま、お母さまが次々と来場され、小さな会場はいっぱいになりました。

 お母さまがお子さまのお世話をしながら、講演を聞いていただけるよう、マットに直接赤ちゃんを寝かせながらお世話できる、託児スペースを会場左に設置しました。



 元気な赤ちゃん達の泣き声が混じるなか、「不活化ポリオワクチン-基礎的解説と現在の情勢」というタイトルのお話をさせていただきました。講演後には、質問コーナーを設けましたが、次々とお母さま、お父さまがご質問に立ち、活発な討論が行われました。

 会場には小山万里子ポリオの会代表もお見えになりました。講演後、小山代表から厚労省の第3回検討会の模様などの、お話を伺いました。


 平成24年6月9日(土)、品川区役所第三庁舎6階講堂で行われた、「放射能に関する講演会~放射線とわたしたちの健康のはなし~」に参加しました。
 講師は東京医療保健大学教授の伴信彦先生で、講演内容は①放射線の単位と量、②放射線の影響、③内部被ばく、④リスクと基準値、というものでした。
 前回の講演会に比べて、今回の講演会は、放射能の基本的事項は簡潔に説明し、低線量内部被ばくに焦点を当てた、非常によくまとまった、タイムリーな講演内容でした。
 また、基準値とリスクについても、わかりやすく詳しい解説が行われ、講演後の質疑応答で、フロアーの年輩の方からの「このような、心配をあおるのではない、安心ができる講演が、なぜマスコミではほとんど取り上げられないのか」というご発言には、全く同感に思いました。

 平成24年6月1日(金)、品川区役所第三庁舎6階講堂で、国保基本健診受診啓発プロジェクト、「区長キックオフ宣言イベント」が開催され、区議会厚生委員会委員として出席しました。
 このプロジェクトは、国保基本健診の受診率が低迷しているため、受診率を上げる目的で行われたイベントでした。
 この「国保基本健診」というのは、1年間に1回、品川区国民健康保険に加入している、自営業などの40~74歳の方が、医療機関に行けば、無料で健康状態の聞き取り、身体測定、血圧測定、採血(血糖、肝機能、脂肪)、検尿の健康診査を受けることができるシステムのことです。
 この健康診査でもしもメタボリックシンドロームが疑われれば、「国保保健指導」といって、次の段階として栄養士や保健師の方による、生活習慣の改善を図る無料サポートを受けられる仕組みになっています。

 自らの健康状態を無料で検査できるすばらしいシステムと思われますが、「忙しい」「健康に自信がある」「制度そのものを知らない」などの理由で受診しない人が多く、受診率は品川区では35%程度にとどまっているようです。もったいないことだと思います。私もいろいろな場面で、多くの方に積極的に受診を勧めたいと思いました。

 その後、栄養大学の先生の講演などもありました。