東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 2012年2月22日(水)、平成24年第1回定例会が開かれました。まず、濱野区長による施政方針演説が行われ、引き続いて、各会派による代表質問が行われました。
 議員数順に自民党、公明党、民主・改革ネットの議員が質問しました。区側(区長、事業部長)がこれに答えて、定例会第1日目は終わりました。

 第2日目の2月23日(木)は、前日に続いて無所属品川、共産党の代表質問が行われました。その後、一般質問に移り、23日に一般質問したのは、無所属品川、自民党、公明党、民主改革の議員でした。

 第3日目の2月24日(金)は、共産党、みんなの党、自民党、公明党、民主改革の議員が一般質問を行いました。
 その後、予算特別委員会の設置を決め、請願・陳情の委員会割り振りを決め、定例会は終了しました。

 区長の施政方針演説の内容は、まず、最重要課題が防災対策とされました。さらに、緊急の継続課題として、景気対策、待機児童対策、老人介護対策があげられました。それから、予算の概要が示されました。
 品川区から提示されたこの予算案を、3月に入ってから、予算特別委員会で審議していくことになるのです。

 各議員の代表質問、一般質問は相変わらず子育て関連の質問内容は少なかったですが、民主党の議員の病児保育所の新設の質問に、金子こども未来事業部長が、武蔵小山で開設の準備中と答弁したのが、印象に残りました。

 2月8日(水)、荏原文化センターで品川区保健所主催の「放射能に関する講演会」~知っておきたい放射線のはなし~が開催されました。クリニックも休診日だったので、聴講しに行きました。

 私自身、放射能の講演は何回も行っており、自らの放射能の知識の再確認と最新の情報収集が目的でした。

 講演者の欅田(くぬぎだ)尚樹先生は放射線衛生学がご専門で、現在国立保健医療科学院の生活環境研究部長を務めていらっしゃる、放射線障害のエキスパートです。

 講演内容は、まず簡単に放射能の基礎について触れられた後、確率的影響と確定的影響のちがい、環境放射線と食品中の放射能についてスライドで示しながら、お話しされました。

 さらに、食品中のヨウ素、放射性セシウムの濃度分布、ホウレンソウ、原乳、牛肉、肉、卵、水産物、米の放射性物質の濃度と安全性確保について、食物の規格基準、次に福島県の子供の甲状腺内部被ばく線量検査結果、母乳中の検査結果、粉乳中の放射性物質の濃度について、お話しされました。

 最後に、原爆被害者の研究にもとずく放射線障害の詳しい解説、低線量でのがん発生の線量-効果モデルの説明と放射線障害のリスクと喫煙等の他の発がんリスクの比較についてもお話しされました。

 まとめとして、①危険と安全をよく検討してリスクを考える、②適切な放射線防御を行う、③情報を十分に開示する、④利害関係者(stakeholder)の参加が必要、を示されました。

 偏らない、現時点での講演内容としては、よくバランスをとってていねいにまとめてある、立派な講演でした。
 ただ、医学用語がときどき出てきたりして、一般の人には少し難しいかな、と感じる時がありました。

 私も講演後に自然放射線と人工放射線に何か違いがあるのか、本当の専門家のご意見を欅田先生にうかがいました。

 1月24日は、行財政改革特別委員会が開かれました。

 今回は今までの議論を整理し、跡地利用についてと区の組織と関連団体に関する指定管理、民間委託について、議員同士で討論をするということでした。

 議員どうし、あるいは理事者(区役人)に質問がでたり、活発に議論が行われました。
 私も品川区国際友好協会について、カナダトロント市での自分の経験を踏まえて、事業の内容について意見を述べました。

 1月23日、平成24年初めての厚生委員会がありました。

 議題は、①杜松小学校跡の高齢者福祉施設の運営事業者の選定の報告(高齢者福祉課)、②大井林町高齢者住宅の入居者募集のチラシの説明(高齢者いきがい課)、③心身障害者福祉会館の組織変更の説明と平成24年4月から切り替えられる視覚障害者に対する同行援護(一緒に行動し、代筆や食事、トイレの手助けを行う)の説明(障害者福祉課)でした。

 その後平成24、25年度の保険料率最終案の概要について、高齢者医療担当課長から解説がありました。
 保健所生活衛生課からは、2月8日に「放射能に関する講演会」を保健所が行うむねの報告がありました。ちょうど水曜でクリニックも休診だし、私も参加して聴講しようと思いました。

 最後に昨年の行政視察の報告者が配られ、散会しました。