FC2ブログ
東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 7月25日の厚生委員会は、行政視察でした。

 区役所の第3庁舎前から、区の用意したバスに乗って、八潮南特別養護老人ホーム、にじのひろば八潮、精神障害者地域生活支援センター「たいむ」を回りました。

①八潮南特別養護老人ホーム
 品川区八潮南特別養護老人ホームは品川区で8番目の特別養護老人ホームで、旧品川区立八潮南中学校の校舎を全面改修して、2011年5月に開所したのだそうです。
 個室が41部屋、個室のように区切った多床室(4人部屋)が10部屋あり、それ以外にショートステイのための個室が3部屋、多床室(区切った4人部屋)が4部屋ある大型の施設でした。中を施設の方に案内していただいて見学しましたが、まだ開所したばかりのため、空室も目立ちました。また、学校を改修したために、天井が低く感じられました。
 随所に、かつて学校だった残り香が感じられ、品川の小中学校が子どもであふれる日がもう来ることはないのだと思うと、さみしくなりました。

②にじのひろば
 次に品川区障害者日中一時支援事業の障害児放課後等サポート事業として行われている、「にじのひろば八潮」を見学しました。
 この施設は特定非営利活動法人が運営し、障害のある児童が放課後や土曜午後や長期休みの間、心豊かに安全で過ごすために活動をしているのだそうです。この日は利用者は少なかったのですが、スタッフの方がきびきび動いて、見ていて気持ちがよかったです。
 見学後の説明会で、子への対応の質の保証について私から質問したところ、スタッフの研修も行い、つねに子へのかかわりの向上をはかっているというお返事がありました。

③精神障害者地域支援センターたいむ
 最後は精神障害者地域支援センターである「たいむ」を見学しました。「たいむ」は精神障害者のために、生活支援、交流室、情報提供、自主活動、食事会などの活動をはば広く展開しているそうです。
 交流室や共同作業所の「かもめ第三工房」を見学させていただきました。ここはクリーニング室で、作業を始めると室内が高温で大変なのだそうです。

 この3か所で行政視察は終了しました。きょうもうだるような猛暑で、うちわで仰ぎながらの見学でした。

 翌7月26日は行革特別委員会が開かれました。

 品川文化振興事業団と品川区スポーツ協会の現況について、区(理事者)から説明があり、適切に指定管理と業務委託がなされているか、質疑応答を行いました。

 次に杜松小学校の跡地利用について説明がありました。それに関連して、杜松小跡地利用のパブリックコメントを広報しながわ、区ホームページで1カ月間募集したところ、16通の応募があったとのことでした。この提出意見の余りの少なさに驚きました。ほとんど関心を持たれていないのではないでしょうか。

 少なくても子育てに関するパブリックコメントが募集されたら、クリニックの患者さんを始め、周囲の人々に十分情報を提供し、いろいろな意見を区にぶつけていけるような体勢を作らなければいけないと強く思いました。

 6月30日は特別委員会でした。
③特別委員会
 品川区には、必要に応じて特定の事案を審査するため、本会議の議決により設置される委員会が2つあります。行財政改革特別委員会(行革委員会)と震災対策特別委員会です。私は行革委員会に所属することになりました。

 そして、6月30日の行革委員会は、品川区跡地一覧ということで、現在の品川区のもっている「跡地」がどう使われているか、大崎在宅介護支援センター(旧大崎第二地域センター跡地)、大崎在宅サービスセンター(旧品川・大崎土木事務所)、粗大ごみ中継所(旧東品川清掃作業所)の3か所を視察しました。じりじり焼けつく真夏の日差しの中で、なかなかホットな視察でしたが、実際現場を見ることは大切なことだと確認できました。

 また、税外収入ということで自販機、駐車料などからの区の収入についての説明がありました。区も税以外から収入を得るために努力していることがわかりました。

 7月6日に、再び全議員が本会議場に集まり、本会議表決を行い、第2回定例会のスケジュールが終了しました。


 引き続いて、6月27日、28日に常任委員会が開かれました。
②常任委員会
 品川区議会には、5つの常任委員会が設けられています。
総務委員会(企画、広報、行財政、課税納税など)
区民委員会(区民生活、地域活動、中小企業振興、勤労者福祉など)
厚生委員会(小児を除く社会福祉、年金介護健康保険、保健衛生など)
建設委員会(土木、住宅、建築、環境など)
文教委員会(学校教育、児童福祉について)

 以上、5つの常任委員会があり、区議会議員はどれかに所属し、活動します。そして、1年ごとに委員は交替するようです。

 私は、初年度は厚生委員会に所属することになりました。
 すでに6月6日の第1回厚生委員会で、事業の概要(健康福祉事業部、品川区保健所の業務が厚生委員会の担当分)については説明を受けました。厚生委員会で扱うのは、老人福祉関係と健康医療政策が主で、子育て支援は外れるようです(文教委員会の所管のよう)。私としては、今年度は健康医療に力を入れたいと思いました。

 今回の6月27日、28日の厚生委員会では、品川区一般会計補正予算の厚生委員会所轄分の審査と請願陳情審査、および老人療育の地域福祉計画と介護保険についての審査が行われました。

 理事者が説明し、議員が質問し、理事者が答えるのです。大した質疑も行われずに、今回の厚生委員会は終了しました。私としては、大体の流れがつかめてよかったです。

 品川区議会の第2回定例会が開かれました。
事前に配られた日程では、6月23日、24日が本会議、6月27日、28日が常任委員会、6月29日、30日が特別委員会、7月6日が本会議表決ということでした。
①本会議
 6月23日、24日は本会議でした。本会議は私にとって、5月25日の第1回臨時会についで2回目の出席です。全議員が本会議場に集まり、区長や各部長(彼らを理事者と呼ぶのだそうです)に質問し、議決をします。
 6月23日は自民党、公明党、民主党、共産党、無所属の議員が、6月24日は自民党、公明党、自民党、無所属の議員が一般質問を行い、区長や各部長がそれに答弁しました。まず驚いたのが、一部の議員によるヤジでした。たとえ主義主張は異なるとはいえ、同じように区民によって選ばれた代表なのだから、お互い敬意をもって対応すべきと思いました。
 2日間にわたり9人の議員の質問を聞きましたが、震災関係の質問が多かったのは当然としても、子育て・医療についてはあまり話題にも上らず、子育て派としては少し物足りなく感じました。
 そのなかで子育て・医療関係で何人かの議員が質問していたのは、保育園の待機児童問題です。平成23年度は品川区認可保育園新規入園申し込み者は1688人(前年比83人減)、入園者数は1282人(前年比2人減)、待機児童数61人(前年比5人減)と全て平成22年度より減少した件です。
 答弁に立った子ども未来事業部長は認証保育園が増えたせいだと答えていましたが、本当にそれだけでしょうか。ここ数年来品川区は子育て先進区という評価が高く、子育て世代に人気を集めてきました。しかし品川区に引っ越してきて、子どもを保育園に入園させてみると実際はどうなのか。入園希望者、入園者の減少が今年だけの現象であるとよいのですが。