東京都品川区の小児科医区議会議員が、小児科外来最前線からみた品川の小児医療、子育て支援について語ります。
 3月15日(水)は教育費の質疑を行いました。

 まず衛生費からの関連で、性感染症に対する性教育の現状の説明と、さらに性教育は専門家の医療関係者による講演会が必要であると、その開催を求めました。性教育に対する、品川区の立場を問いました。

 立川市のノロウイルス集団食中毒に対する品川区の対応の確認と、学校現場で生徒にノロウイルス検査を要求することは必要ないことを再度確認することを求めました。

 中学生転落死について、インフルエンザの症状である異常行動による可能性が強いこと、リレンザ服用の中学生という呼び方はいかにもリレンザの副作用であるという印象操作となることで不適であり、インフルエンザ罹患中の中学生が転落死、という表現が正しいことを述べました。

 また、それに関連して、タミフルに関しても、特に異常行動を引き起こしやすいということはなく、無投与群と異常行動出現に有意差はなかったこと、最高裁でタミフルが異常行動の原因と認められないという判決を紹介しました。

 区の答弁は、現状の説明が多かったです。

 3月13日(月)は衛生費の質疑を行いました。

 補正に引き続いて、水痘ワクチンについて、取り上げました。
①水痘は一般に軽症と思われているが、免疫不全の子どもにとっては、致命的な病気。水痘ワクチンを接種せず、水痘にかかる子どもは免疫不全の子どもにとって、脅威の存在。水痘ワクチンのこの大切な役割について、啓発を行うよう、区に要請。
②現在梅毒が流行している。2016年は届け出数が4077例で前年から倍増しており、報告されていない患者数は数倍といわれている。品川区も危機感を持って、啓発を行ってほしいと要請。
③蚊媒介感染症に対する、品川区の防蚊対策を質問。
④なかなか自覚症状がなく、進行すると失明する、緑内障を見つける成人眼科検診の実施を再度要請。

 これに対し、区担当課長の答弁は、①②啓発活動の現状、③事業説明、④実現に向けて検討中、というものでした。

 3月10日(金)は民生費の質疑を行いました。

 まず、現在の日本の人口推移で問題になるのは、高齢人口が増えることよりも、若年人口が激減すること。全人口中子どもの比率が10%を割ると、子どもが異分子として排除される社会になってしまう。納税者が激減することは国が立ち行かなくなる、ということ。

 子育て先進区品川が日本全国の出生率を引き上げるモデルになるよう、子育て支援策の更なる充実を。
 それが切れ目のない子育て支援品川ネウボラネットワークの構築であり、強力な待機児童対策であり、きめ細かい在宅子育て家庭の支援であり、病児保育の充実だと考える。

  特に病児保育の充実は喫緊の課題で、多くの区民が求めている。病児保育は就労支援のみでなく、子育て支援として認識してほしい。定員を増やしだけでなく、施設を増やして。病児保育所を志す施設にはぜひ前向きに支援を。

 と訴えました。これに対し、区の答弁は病児保育増設に理解のあるもので、今後期待が持てそうです。

 3月6日(月)は前年度予算の補正分についての質疑が行われました。

 私は今年度から始まった、しながわネウボラネットワークの医療機関を活用した産後ケア(宿泊型)事業について、
①なぜ、医療機関で実施なのか。
②12月から始まった事業で、今までどのくらい利用者があったのか。
③昭和大病院、NTT関東病院、東芝病院の区内3病院に加えて、なぜ聖路加産科クリニックが入っているのか。
④この事業に、区役所の職員(保健センター職員)は何人ぐらい、どのような役割で係わっているのか。

 次に定期接種になった水痘ワクチン、B型肝炎ワクチンについて、
①ワクチン接種前後でそれぞれ接種率の変化はあったか。
②最近の患者数の推移は。
と質問しました。

 担当課長からの答弁は、
品川ネウボラネットワークについては、
①医療機関で実施する理由は、助産師が産後ケアにかかわるため
②16人
③聖路加産科クリニックは助産施設だから
④直接的にはかかわっていない
水痘ワクチン、B型肝炎ワクチンは定期化後、接種数は増加した
という内容でした。

 3月6日(月)から、平成28年度予算特別委員会が始まりました。私も自民党・子ども未来会派の一員として、補正、民生費、衛生費、教育費の款別審査で質疑を行いました。

 以下、各款別審査ごとにご報告いたします。